過剰な欲望は、確実に身を滅ぼします。
人間は危険だと分かっていても『不倫』や『浮気』を我慢できない生き物です。
ではなぜそんなリスクを負ってまで、性的な行為が我慢できないのでしょうか?
七つの大罪、「色欲」とは?
画像引用:神魔精妖名辞典
色欲は男女の性的な欲望、「情欲」とも呼ばれています。
この色欲を司るのはアスモデウスと呼ばれる悪魔で、
- 牛・人・羊の頭とガチョウの足
- 毒蛇の尻尾
- 手には軍旗と槍を装備
- 地獄の竜に跨り、口から火を噴く
という、正直ツッコミどころ満載の姿をしているとされています。
しかもこのアスモデウスという悪魔、実は智天使⇒激怒と情欲の魔神⇒色欲の悪魔という異色のキャリア(?)の経験者です。
なぜ「色欲」は罪なのか?
性欲は人間の三大欲求なので、『生きるためには必要な欲望』とされています。
人類の歴史的にも原始時代のような、命の危険にさらされることが多いときは生き残れる可能性が低いため、たくさんの子を残すことが重要でした。
それは戦国時代は一部の権力者、富裕層は後継者を残すために子孫を残すことが重要とされてきた歴史からも証明されています。
しかし調べてみると色欲には「性欲」にプラスして、「物欲」も加わることがあるとわかりました。
- 家族がいるのに不倫をする
- 相手がいるのに奪おうとする
- 自分のものにしようとする
必要以上に欲しがり、相手を傷つける…こうなってしまうとやはり「罪」という名にふさわしいですね。
七つの大罪の「色欲」を人間はコントロールできる生き物
だれでもイケメンやかわいい子と付き合いたい(はず)です。
でもだからと言って、好みの異性を見つけたら動物のようにいきなり襲いかかったりはしない…ですよね?笑
犬やネコが周りの目を気にしてなかなか異性に近づけない…という光景はあまり見かけませんよね?
動物は子孫を残すこと(性欲)を最優先に考えているので、チャンスがあればすぐに行動します。
しかし人間には本来「理性という名のブレーキ」があるため、性欲(+物欲)を抑えることができます。
このブレーキが機能しないと、人も本能のままに行動してしまい、とても社会の秩序なんて保つことはできません。
この「理性」こそが人間を『人間』として保たせてくれる重要な機能です。
しかしその「理性」を外してしまうものがあります。
それは「お酒」や「薬」です。
人間ストレスや疲れから、どうしても現実逃避したくなることがあります。そんなときはお酒や薬に逃げてしまいたくなるようです。
しかしその誘惑に飲まれてしまうと「理性」が失われ、気がついた時にはすべてを失っている…。
そんなことが起こらないようにお酒はもちろん、欲望にも飲まれないように注意が必要ですね(*^^)v
前回までの七つの大罪シリーズはこちら↓