『痛み』は『喜び』よりも優先される感覚だ!
- 嫌なことばかりだと感じる
- 生きるのが辛い
- 楽しいことが見つからない
どうしても気分が落ち込んでしまうと、なかなかポジティブや前向きになれませんよね。
それはなぜか?
実は人間は痛みやストレスが多い状況では、例えまわりに『いいもの』があったとしても、感じづらくなってしまうからです。
特にHSPと呼ばれる心配性な人、繊細でまわりの変化に敏感な人は特にこの傾向が強くあります。
そんな『心の仕組み』について、一緒に詳しく知っていきましょう(*゚ー^)
毎日が『嫌なことばかり』と感じるのはなぜか?
心配性、HSPの人は他の人が気づかない周囲の変化に、『敏感に』気づくことができます。
というのも心配性・HSPの人は繊細な感覚の『レーダー』のようなものが常に発せられているからです。
しかしこの感覚のレーダーは、
『良いことにも悪いことにも敏感に反応する』
という特徴があります。
毎日HSPが嫌なことを感じやすい『仕組み』
心配性わくわくが『HSPで嫌だな…』と特に感じるのは、
常にまわりの状況が気になることです。
1つ例を出すと、誰かと一緒に歩いているときは背後から来る車、バイク、そして人の気配にいち早く気づきます。
なのでだいたい一緒に歩く人に
- 『車来るよ』
- 『危ないから端に寄って』
というような声かけをすることが多々あります。
一見すると円滑な生活を過ごしているように見えます。
…が、実際は常に気を張ってしまうので、人混みでは特に疲弊することもしばしば…。
この時知っておきたいことが、自分自身が『良い』と感じるのも、『嫌だ』と感じるのも同じ【繊細な感覚】だということです。
HSP専門カウンセラーの武田友紀先生もこう言っています。
痛みであっても心地よさであっても遭遇すれば半自動的にキャッチしてしまうのです。
痛い、つらい、疲れた、などの負の感覚は、生き物にとって危険を見分ける大事なサインです。
痛みと心地よさを同時に感じる場合、危険を避けるために痛みの方に意識が向くのです。
いくら目の前に『美味しそうな食べ物』が用意されていても、後ろから『巨大な岩』が転がって来ている状況なら…
美味しそう!という感情よりも、『ヤバいっ!!』という感情の方が先ですよね?笑
【まとめ】 HSPは『嫌なこと』を『良いこと』よりも敏感に感じてしまう
- 心配性・HSPには繊細な感覚の『レーダー』が常に発せられている。
- 『良い』『嫌だ』と感じるのはどちらも同じ感覚
- 『痛み』と『心地よさ』なら危険を避けるために痛みの方に意識が向く。
どうしても嫌なこと、辛いことが目につくが多く、気分が落ち込むことがあります。
しかしそんな『痛み』に埋もれて、気づいていないだけで、実は私たちはたくさんの『良いこと』や『幸せ』もキャッチしているはずなんです。
- キレイな景色を見たときや美味しい料理を食べたときの『感動』
- だれかに感謝されたときの『喜び』
- 身の回りにあるちいさな『幸せ』
最後にまたHSP専門カウンセラーの武田友紀先生の言葉をお伝えします。
繊細な感覚をコンパスに自分にとっていいもの・悪いもの見分け、自分に合う人間関係や職場環境に身をおく。
『私はこれが好き』『こうしたい』という自分の本音はどれだけ大切できるかが勝負どころなのです。
どうしてもつらい・嫌だと感じる日が多くあるように思えます。
しかしそんな『自分の感覚』と上手に付き合っていくためにも、我慢し続けるのではなく、自分自身がワクワク・楽しいという日々に変えていけるように、一緒に色々な知識を集めましょう♪