人間は「弱く残酷な生き物」である…
こんにちは~。
心配性わくわくです(*´∀`)ノ
最近こんな本を読みました(*^^)v
今日は夕方まで時間があるので、
ゆっくりと読者タイム😋
今読んでいる本はこれなのだ💡
365ページで、
歴史
文学
視覚芸術
科学
音楽
哲学
宗教という7ジャンルが曜日ごとに順々に読めるようになってます(* ゚∀゚)
(ただし心配性わくわくは歴史、科学、宗教以外は流してます…笑) pic.twitter.com/Gs3mMOFDMf
— 心配性わくわく (@spswkwk) 2019年7月6日
今回はこの1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 という本の中から、
1960年代にアメリカのイェール大学の心理学者、スタンリー・ミルグラムが行った、
「服従に関する一連の恐ろしい実験」
について心配性わくわくなりにまとめてみました!( ゚∀゚)
「人間がいかに弱く、残酷なのか」
ということが分かってしまう【衝撃の実験結果】だったのです…(;´Д`)
Contents
なぜ人間は弱く残酷なのか?「ミルグラムの服従実験」の内容(前編)
まず心理学者のミルグラムはこの実験で【男女の被験者】を、
- 弁護士
- 消防士
- 建設労働者
というような「社会のあらゆるジャンルの人々」から無作為に選びました。
そして【被験者】には、
「これは学習と罰の関係についての実験であり、参加すれば一時間ごとに手当て支給する」
と伝えたのです(´・ω・)
さらに実験で【被験者】は白衣を着た博士から、
あなたは【教師役】となり、単語リストを読み上げて【生徒役】の人物に、「関連する単語を当てさせるテスト」を行うようにしてください。
と指示されます。
ちなみにこの【生徒役】は隣の部屋にいるので、
【教師役の被験者】にしてみると、
「あいての姿は見えないが、声だけは聞こえる」
という状態になっているのです(。・`з・)ノ
なぜ人間は弱く残酷なのか?「ミルグラムの服従実験」の内容(後編)
正直ここまではいわゆる「普通の実験」という感じですよね?(*´∀`)
…しかし、
「ミルグラムの服従実験」の怖いところはここからです…!!((( ;゚Д゚)))
【教師役の被験者】にはある指示が加えられました。
それは、
【教師役】は【生徒役】が答えを間違えたら、電気ショックを与える
という残酷な内容でした!Σ(×_×;)!
しかも答えを間違うたびに、
「電圧を上げるように」と命じられるのです!
与えるその電気ショックは、
「軽度のショック」=【15ボルト】がスタート時の設定で、
「危険:猛烈なショック」=【450ボルト】
という段階までの各スイッチが用意されていたのです…。
ちなみに死刑などによく使われる電気椅子は、
【約500~2000ボルト】と言われています…((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
高圧電流を流すその最初と中間と最後の数秒間の電圧は2000ボルト、
その間合いは500ボルトに下げるという。
体温は全体として80℃近くまで上昇し、脳の温度はほぼ水の沸点に達する。
なぜ人間は弱く残酷なのか?「ミルグラムの服従実験」の【本当の目的】
正直なところだいぶ「危険な実験内容」だとおもいますよね(゚Д゚;)
…と、ここでネタ晴らし!!(*^^)v
さすがにこれはあくまで「心理実験」なので、
「本当の目的」は別にあったのです!(=゚ω゚)ノ
その「本当の実験目的」の対象は、
じつは【生徒役】ではなく、
【教師役の被験者】の方のみだったのです!
つまり【教師役の被験者】が【無抵抗の生徒役】に対して、
「どれほど強い罰を与えられるのか」
ということを見るのがミルグラムの実験の「本当の目的」だったのです(*´∀`)ノ
なので【生徒役の被験者】は俳優が演じており、
- 問題をわざと間違えて罰を受けるようにする。
- 180ボルトでは「痛くて我慢できない」と大声で叫ぶ演技。
- 300ボルトになると「実験を辞めたい」と言う演技。
- 330ボルトでは「何も言わずに黙ったまま」になるという演技をする。
というものです(*゚ー^)
…しかしこの【実験結果】には、
意外な展開が待ち受けていたのです…。
ミルグラムの実験結果で「人間は弱く残酷な生き物」ということが証明された
この「ミルグラムの服従実験」ですが、
実験結果は予想外にも、
【被験者の約65%が最後の450ボルトまで罰を与え続けた】
というものだったのです…(゚Д゚ )エッー!!
しかもそれは事前に、
「生徒役には軽い心臓病がある」
という注意事項を聞かされていても、
「結果は変わらなかった」という衝撃的な結末だったのです…。
もちろん【教師役の被験者】たちも平気だったわけではありません( ;´・ω・`)
大多数の【教師役の被験者】が、
強い不安を抱いた。
流れるほどの汗をかいた。
唇を強く噛み締めた。
というような「強いストレス」を感じていました(;´Д`)
しかし白衣を着た実験者の博士に、
「そのまま続けてください!」と強く促されると、
「ためらいながらも実験を続けた」
というのです(@_@;)
そしてさらに「興味深い実験結果」がありました。
それは、
【被験者】と【犠牲者】の心理的距離が大きければ大きいほど、最後まで命令に従う傾向が強くなる
ということですΣ(゚Д゚)
つまり詳しく説明すると、
【教師役】が「問題を出すだけでショックを与えない」という条件の場合、
参加者の【90%】が実験を最後まで続行しました。
しかし、
「電気ショックを与えるためには【教師役】が【生徒役】の体に触れなくてはならない」
という条件の場合、
電気ショックを最大の450ボルトまで上げたのは、
「わずか30%しかいなかった」
というのです(@_@;)
つまり「じぶんが電気ショックを与えている」という責任を目の当たりにするこで、
最後まで実験を続けるひとが「65%から30%まで下がった」ということです。
しかしこの実験結果からわかることは、
逆に「匿名性」「他人」などの、
じぶんとあいてとの心理的な距離が大きい(遠い)
というような存在の場合、
「人間はいくらでも【残酷な行為】に手を染めてしまう可能性がある」
ということになります(;´Д`)
【まとめ】人間には「権力に弱く、残酷」という性質もある
この「ミルグラムの服従実験」は驚くべき実験結果となりました(@_@;)
そして実験手法が「倫理的に問題」だったこと、
さらにはその「実験結果があまりにも恐ろしかったこと」などから、
「1960年代の学会に衝撃を与えた」とまでいわれています(;´Д`)
しかしこのミルグラムの研究の結果から、
ふつうの善良なひとびとも、
【権威者】(今回は博士のような存在)がいるだけで、
「非人道的な行為を行うように誘導されてしまう」
ということが判明したのです(ヽ´ω`)
ちなみにこの「ミルグラムの服従実験」はアメリカの他に、
- オーストラリア
- ドイツ
- ヨルダン
など他の国々でも再現した実験が行われていて、
「全ての実験で同様の結果が出た」ということ。
さらに、
【男性】と【女性】で服従する割合もまた「全く同じ結果だった」
ということが分かりました(;´・ω・)
以上のことから、
- 悪いことと知りながらも【権威者】には従ってしまう。
- 「直接的な責任」を感じなくなるほどに【残酷】になれる。
というのは【人間の性質】だったということが分かります(ヽ´ω`)
しかしこれは人間という生き物が、
「生きるためとしてDNAや遺伝子に刻まれていること」
と心配性わくわくはおもいます( ´-ω-)
なので大事なのことは、
【人間は弱くて残酷な生き物】
という人間の性質のことを知った上で、
「どうやって自身の感情をコントロールするべきか?」
ということではないでしょうか?(*゚ー゚)
「弱さ」「残酷さ」というような暗い感情にとらわれないで、
「前向きでワクワクするような日々」を過ごしたいものですね(*゚ー゚)
それではまた~(*´∀`)ノ