不安になりやすいのは『生まれたとき』から決まっていた!
- HSPとは何か?
- なぜ他の人と違うのか?
なんで自分は不安になりやすく、まわりの人はそうではないんだろう…と疑問が生まれますよね?
結論から言うと、実は心配性HSPの脳の神経システムが『刺激に反応しやすい』ということだったのです。
なのでこの記事ではそんな心配性でもあるHSPの『脳の仕組み』についてお伝えします。
心配性のHSPが不安になりやすい『脳の仕組み』とは?
どうやらハーバード大学の心理学者 ジェローム・ケーガン氏の調査によると、刺激を受けやすい人というのは『赤ん坊の頃から』といわれています。
同じ刺激を受けても手足を大きく動かし、逃げようとするかのように背中を弓なりにして泣くなど、 繊細な赤ん坊は刺激に対して鋭く反応するのだといいます。
同じくストレスにさらされたとき、神経の高ぶりに関連する物質(脳内にノルエピネフリン) が多く分泌され、また、神経が高ぶっていたり、警戒している時に分泌されるホルモンであるコルチゾールも、他の子どもより多く出ているというのです。
しかも驚くことに、他の人より『不安になりやすい』というのは、実は【人間に限ったお話ではなかった】というのです。
心配性・HSPが不安になるのは『人間』だけではなかった?
人間だけでなくネズミ・ネコ・イヌ・馬・サルそして人類と、どの高等動物にも、刺激に対応する反応しやすさに差があり、
どの種についても、刺激に対して『より敏感に反応するもの』の比率は大体同じで、全体の15~20%。種として生き延びるために、慎重な個体が生まれたのではないかと考えられています。
驚くことに、どうやら『不安を感じやすい』というのは人間だけではなく、どんな動物にも共通していたというのです。
『不安を感じやすい』という脳の仕組みをしている生き物が、『全体の20%』の確率で生まれてくるという話はビックリですよね?
しかしここで1つ確認しておきたいことがあります。
それは私たち『生き物としての目的』についてです。
すべてに生き物に共通すること、それはやはり『生き残り子孫を残すこと』です。
とても原始的ですが『自身の命を守る』というのは、誰に決められたわけでもなく、生まれたときから遺伝子に刻まれた『本能』なのではないでしょうか。
【まとめ】心配性が不安になりやすいのは『生き残るための本能』だった!
- 不安を感じるのは『生まれたときから』
- 不安を感じるのは『全体の20%』
- 不安を感じるのは『生き残るため』
どうしても心配性やHSPの人は日常生活の中で、他の人が気づかないような『小さいこと』で気持ちが落ち込むことが多々あります。
しかしそんな『気にしすぎ』と思われることでも、『生き残るための本能なんだ!』と前向きに考えるとワクワクしてきませんか?(*゚ー^)
どうしても自分ではわからない、知らないことに対して人は不安になる生き物です。
なので、そんなときは一緒にまた『新しい知識』を手に入れて、これからも前に進むための一歩を踏み出していきましょう!